映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 まだ評価がありません

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

レオナルド・ディカプリオが、実在した天才詐欺師に扮し、
それを追い詰めるFBIの捜査官にトム・ハンクス、
そしてスティーブン・スピルバーグが製作と監督を務めた、2003年公開の映画。

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのあらすじ

1960年代のアメリカ、両親の離婚にショックを受けた16歳のフランク・アバグネイルJrは、衝動的に家出をしてしまう。

しかし、手持ちのお金が殆どなく途方に暮れる中、ふとした思い付きで、航空会社の副操縦士に成りすまし、その身分を活かした小切手詐欺を始める。

小切手詐欺を繰り返す中、FBIの捜査官カール・ハンラティと、偶然対面し、自らの逮捕容疑を知るが、そこでも巧妙な嘘をついて危機を脱する。

その後も、医師や弁護士など、巧みに姿を変え、小切手詐欺を繰り返しながらFBIの捜査を逃れていく。

しかし、遂にカールの地道な捜査はフランクの所在を突き止め、その身柄を拘束する事に成功するが・・・・・・。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの評価感想

ふとした切っ掛けで、BDソフトを手に取り、拝見した作品でした。

この作品は、主人公でもあるフランク・アバグネイルJrの
自伝小説を基に映像化した作品であり、
一部仮想の人物も含まれるようですが、概ね実話との事。

因みにタイトルは、原題をそのままカタカナ読みにした物で、
意味としては「出来るものなら、捕まえてみろ!」という、
鬼ごっこの時にかける掛け声のような物。

レオナルド・ディカプリオと、トム・ハンクスのダブル主演に、
スティーブン・スピルバーグが監督した作品ですから、
公開当時、多くの話題を集めたようです。

当時のアメリカは、現在の様に
ATMなどで簡単にお金の出し入れが出来なかった為、
小切手を利用した流通経済が一般化していたようで、
それに応じた詐欺犯罪も少なくなかった模様です。

主人公のフランクも、16歳で家出したので、
仮に自分名義の小切手など使っても、
銀行にお金がなければすぐに利用出来なくなって、行き詰ってしまいます。

そこで彼は、身分の保証がある役職に扮し、
その役職や企業にかかわる小切手を使えば、
幾らでもお金を手に入れられるのではないか、
と航空会社のパイロットに成りすます事を考え付きます。

ここでのポイントは、パイロットだと
実際に飛行機を操縦する必要性が出てきた場合、
ごまかし切れないと判断し、副操縦士だと偽ったこと。

判断は成功し、飛行機に乗って操縦室に入ったり、
パイロットやスチュワーデス、空港の受付嬢などから
様々な情報を見聞きし、その偽装を完璧な物へと仕上げていく訳です。

しかし、小切手偽装を繰り返し、それが詐欺だと判明していくと、
遂にはFBIが捜査に乗り出して来る事になり、
ここから奇妙な逃走劇が幕を開ける、と。

作品の主題としては、主人公の天才的な犯罪能力と、
それを追い詰めていくFBI捜査官とのサスペンスドラマ

って事になるんでしょうが、脚本の方向性というべきか、
コメディ要素がそこかしこに散りばめられている事もあり、
あまり深刻な物語って感じはしないですね。

また重要なポイントが、主人公の家族に対しての愛情の深さ、
特に父親に対しては尊敬と感謝の念を強く持っていて、
家出した後にもたびたび父親には手紙を送り、
時には偽りの職業の姿のまま会いに行き、色んな便宜を図ろうとします。

そんな父親、フランク・アバグネイルを演じているのが、クリストファー・ウォーケン。

数多くの映画に出演し、味のある名演技を披露してきた彼が担当したのは、
見栄を張りつつも、父親たらんとした、とても人間臭い男性でした。

会いに来た息子に対し、
「自分はちゃんと出来るから心配はするな」
と声をかけたり、フランクの正体を知り、
トム・ハンクス演じるカールが訪ねてきて、
「行方を知らないでしょうか?」と問いただした際にも、
「親ならば子供を売ったりはしない、それが親ってもんだろう」
と逆に食って掛かるような行動を取ります。

ちなみに、フランクの母親の方も、
同じように子供を庇う行動を取ります。

そんなシーンを見ていくと、
この作品のもう一つのテーマとして、家族愛が根底にある
というのにも気づかされると思います。

もともと主人公のフランクが家出したのは、
両親の離婚にショックを受けたからですが、
詐欺を繰り返し、お金を集めていったのも、
離婚の切っ掛けが父親の借金による物だったので、
きっと借金を返済して、失った物を取り返していけば、
母親との仲も元通りになる、と考えたんでしょうね。

その為に選んだ手段が、小切手詐欺や信用詐欺という
犯罪だったのは問題ではありますが、
多感な少年から青年期に移りつつある時期に、
両親の離婚による家族崩壊を何とかして取り返したい、
と考えたのも無理からぬ事だったかもしれません。

しかし、数多くの職業を詐称し
(ただし、司法試験には実力で合格している所から、
犯罪のみに長けている訳ではなく、頭脳明晰であった)、
数年にわたりFBIの捜査を切り抜けてきた人物が実在したのを、
この作品を見るまで知りませんでした。

物語は、主人公が逮捕された所では終わらず、
その後でどう生きたか、という部分も描かれているので、
どんな結末になっているかは見てのお楽しみです。

最後に評価ですが、5段階評価では3と付けさせて頂きます。

面白い部分もたくさんありますが、
全体の尺が140分強あるので、
ちょっと見疲れしてしまった所もあったのがマイナスですね。

自分の評価は厳しめに付けましたが、お勧めしたい作品の一つです。

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