映画「エビータ」 まだ評価がありません

エビータ

監督選びもヒロイン選びも難航し、
20年の時を経て、ようやく映画化。

全て歌で物語が綴られていく、
90年代を代表するミュージカル映画。

アルゼンチンで今尚語り続かれる国民的スターをマドンナが演じる。

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エビータのあらすじ

アルゼンチンの田舎に生まれたエバは15歳の時、タンゴ歌手の愛人となって貧しかった家を抜け出した。
ブエノスアイレスに住みついた彼女は次々とパトロンを変え、ラジオの仕事から女優、国民的スターへと成長する。

エバはやがて、陸軍大佐ペロンと知り合った。
彼女は民衆にラジオで呼びかけ、投獄されてしまった彼を助け出し、“アルゼンチンの聖母エビータ”への道を歩き出す……。

◆引用:Yahoo!映画

エビータの評価・感想

何と言ってもマドンナ。

彼女の歌声、容姿、態勢というのが、
実際に存在したエバ・ペロン(Eva Perón,通称エビータ)を連想させる。

私自身、アルゼンチンには縁もゆかりも無くて、
当然のことながら彼女に会ったことも見たこともないのですが、
マドンナの姿を見れば自ずと分かってくるというか。

容姿端麗で、姿態は軽々しい。

でもその見た目とは裏腹にどっしりとした構えで、
評判以上の歌唱力を持ち合わせていて。

正に強くて逞しく生きる女性像。

であるからこそ、内面と外面とがマッチしていなくて、
他人から自分の本当の姿を理解されなくて。

どれほど野望があろうが、悲しいかな、
他人からその人の内面までは見えなくて、
結局判断されるのは見た目。

それ故、勘違いされることも多いだろうに、
でもそれを逆手に取ってのし上がっていく姿も描かれている。

マドンナのサクセスストーリーがどんななのかは分かりませんが、
でも表面上のエビータしか知らない私には、
このキャスティングが間違っていなかったようにも感じます。

何でこんな話をしたかというと、本国アルゼンチンでは
マドンナがエビータを演じることに対して、芳しく思っていないらしいから。

今尚、彼女を慕う人が多いという理由からなのでしょうけど、
実際にアルゼンチンの紙幣の肖像画にも使われています。

まあ最大の要因といえば、この作品自体、
エビータを賛否両論という点で描かれているからでしょうか。

良い面も捉えていれば、悪い面も曝け出されている。

逆に言えば、この両極端で描かれているからこそ、
彼女の良さというのが最大限に発揮されるのかなと。

彼女の激動たる生涯が描かれているわけですけど、
33歳という若さで亡くなっています。

でもこれが早いとか早くないとかそういう次元ではないんです。

年数以上の濃い人生を送っていて。

長く生きたから凄いとかそういったことではないのだと。

短くとも素晴らしい功績を残して、
人々の記憶に居続ける人もいるわけで。

個人的に野球が好きなので、野球選手を例に取りますが、
広島東洋カープの元投手、津田恒美さん。

彼もまた、32年という短命で、この世を去っています。

更に言えば彼のプロ野球人生は僅か9年。

であるのにも関わらず、2012年には野球の殿堂入りをしています。

実働9年ですので数字には彼の凄さというのは分かり得ません。

何が彼の名を轟かせたのか。

それは彼が唯一無二のピッチャーだったから。

彼の凄さを物語るエピソードがあります。

“炎のストッパー”と呼ばれるほど、
相手バッターに全力で挑んでいった津田恒実さん。

ある試合で、元読売ジャイアンツ監督である原辰徳さんと対戦した時のこと。

彼が投じた球を原さんがファール。

その際になんと原さんの左手が骨折。

その後のシーズンを棒に振り、結局後遺症として残ってしまい、
引退するまで左手首痛に苦しんだのだとか。

決して直接ボールが手首に当たったわけではなく、
彼のストレートを打った瞬間の衝撃で骨が砕けてしまったのです。

このエピソードは今尚語り継がれており、
津田恒実さんはプロ野球の歴史において無くてはならない存在になっています。

それ程、人々の記憶に強く残った人というのが彼だったと。

だからエビータもそれ程の功績というべきか、素晴らしい行いをしたからこそ、
いつまでもアルゼンチンの人々の心に居続け、崇められている。

誰よりも濃い人生を送ったからこそなんですよね。

でもこの人が特別な人間だったとか選ばれたとかではなくて、
彼女自身が自分の足でのし上がった。

のし上がり方って様々ですけど、それ相応の努力をしたわけですよ。

ということは誰にでもチャンスはあるわけで、
機会は均等に与えられているわけだから、それをどう生かすか。

彼女の生涯にそのヒントが隠されているかもしれません。

唯一無二の存在、エビータの人生を描いた作品。

90年代を代表するミュージカル作品。

個人的評価は5段階評価で星4.2かなと。

是非、ご覧ください。

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