劇場版 Fate/stay night まだ評価がありません

Fate/stay night

2006年1月より放送されたTVアニメシリーズに続く形で
2010年1月に公開された劇場版アニメ作品。

原作のPCゲーム「Fate/stay night」の3シナリオの内、
凛ルートとも呼ばれている、「Unlimited Blade Works」をベースに映像化されています。
(TVシリーズは、セイバーが主体のメインルートを映像化している)

105分と言う短い時間帯のため、原作からバッサリとそぎ落とされたり、
変更された流れはある物の、作画のクオリティも高く、見応えある作品となっている。

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Fate/stay nightのあらすじ

持ち主のあらゆる願いを叶えるとされる「聖杯」、
その聖杯を巡って、7人の魔術師が
それぞれ7体の使い魔(サーヴァント)と契約し、
死闘を繰り広げる「聖杯戦争」。

主人公、衛宮士郎はふとした切っ掛けで聖杯戦争に巻き込まれ、
さらにセイバーのマスター(魔術師)として、戦いに参加する事となる。

アーチャーのマスターであり、同級生でもあった遠坂凛は、
聖杯戦争の理由を士郎に教え、お互いに殺しあうライバルになった、
と宣言するが、突如現れたバーサーカーと、そのマスター、イリヤに襲撃される。

辛くも撃退に成功するが、苦しい状況を打開する為に、
士郎と凛は共同戦線を張る事になる。

果たして、戦いの行方は・・・・・・。

Fate/stay nightの評価・感想

上映時間の短さがネック

原作のゲームが好きで、
特にヒロインの一人でもある遠坂凛が一番好きな自分としては、
「Unlimited Blade Works」の映像化、
さらには劇場アニメ化っていうのは凄く期待していたのを
今でもハッキリ覚えています(笑)。

全国で僅か13劇場での公開と言う小規模な物でしたが、
運よく地元の劇場で公開されたので、楽しみに拝見させて頂きましたが、
やはり一番のネックは時間。

元が伝奇ビジュアルノベルのゲームだった事もあり、
シナリオの量は膨大で、TVシリーズですら2クール24話で製作されている所に、
100分強と言う短さですからね、正直バッサリ削られてしまって
残念に思った部分も少なくなかったです。

しかし、劇場版として製作された事により、
作画にもかなり力が入っていましたし、
やはり音響も5.1chになった事で、臨場感がさらに増しました。

アーチャーの固有結界が素晴らしい

「I am the bone of my sword」
(体は剣で出来ている)

アーチャーが固有結界
「無限の剣製-Unlimited Blade Works-」を展開する時に呟く、
呪文詠唱の最初の一文ですが、ここから固有結界を出現させる流れは、
素晴らしい映像美で描写されています。

シナリオ的には、遠坂凛がメインヒロインという事で、
フィーチャーされているのは勿論ですが、
やはり彼女のサーヴァントであるアーチャーのかっこ良さが
際立っているのが、この作品の特徴ですね。

他のサーヴァントでは、セイバーは勿論活躍するとして、
ランサーやバーサーカー、アサシン、ライダー、
劇中での中盤までの黒幕的な位置づけのキャスター、
そしてイレギュラーでもあるもう一人のアーチャー、ギルガメッシュ。

それぞれに、見せ場となるシーンはありますが、
凛とアーチャーの活躍部分はより強調されています。

また、主人公の士郎も、TVシリーズに比べ活躍する部分が増えてきますし、
さらには、この作品のラストバトルよりも熱いと言える、士郎VSアーチャーの一騎打ち。

原作でも屈指の名シーンと言われた部分が、
名曲「エミヤ」をバックに壮絶に剣戟を振るいあうシーンは、
ムチャクチャ迫力があり、見応えがあります。

アーチャーの正体は?

サーヴァントが、過去の英霊であるという事で、
セイバーがアーサー王、バーサーカーがヘラクレス、アサシンが佐々木小次郎など
正体の裏付けがされる中、TVシリーズでは語られなかった、アーチャーの正体。

英霊エミヤ、つまりは衛宮士郎が正義の味方に憧れ続け、
理想を追い続けた結果、英霊へとなった姿こそが、アーチャーの正体。

しかし、全ての人を助ける為に、
自らは犠牲になっても良いとまで自己犠牲を貫いていたエミヤの末路は悲惨で、
数多くの対象を殺し、その数倍もの人々を助け、
そんな有様を繰り返し続けた事によって、その心は乾き、壊れていった・・・。

エミヤ=アーチャーが、元の姿である自分を嫌悪し、
この先も同じような事を繰り返さねばならないぐらいなら、
士郎を殺してこの流れから解き放たれたい、
と願ったとしても無理からぬ事だと思います。

その辺りは、士郎の自分より他人が大事で、出来る事は何でもする・・・、
と言った行動に裏打ちされた部分があるからで、
そこからアーチャーの心の葛藤も見えてくる事になるんですが、
士郎はその台詞を聞いてなお、自分は後悔する筈がないと反論します。

「そんな夢を抱いたままにしか生きられないのなら、
理想を抱いたまま溺死しろ」

原作ゲームでも同様の台詞があり、ある種の名言となっていますが、
そう言った言葉の重み、そして数々のマスターと、
サーヴァントそれぞれの意志など、描かれていない部分もあるにせよ、
その辺りもくみ取りながら見ると、より楽しめると思います。

TVアニメ・ゲームもオススメ

後年、別のアニメスタジオが同作品をTVアニメ化し、
新たな解釈を交え大人気を博しましたが、
この劇場版ならではの良さも、比べて見て行く事で、
再発見出来るような気がします。

なお、原作ゲームはPS2やPS Vitaにも移植され、
さらにはスマホにも移植されているので、
興味がある方は調べてみるのも良いかもしれません。

最後に映画の評価ですが、
個人的には5段階中、4.0とします。

原作を知らない人が見ると仮定すると、
2.5~3.0くらいになってしまいますが、
そこを踏まえてなら、十分に熱い作品だと思います。

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