ちはやふる-上の句-【ネタバレ】

百人一首、一度は経験したことあるのではないでしょうか?

私も小学生の時に経験したことがあって、自分の好きな句だけは必死に覚えていた記憶があります(笑)

そんな淡い思い出、そして百人一首を使って伝えあえる青春の難しい恋心…。

むずむずとドキドキと緊張…いろんな感情が駆け巡る映画です。

-----スポンサーリンク-----

ちはやふる上の句のあらすじ

高校一年生になった綾瀬 千早は、かるた部を創部するために部員集めに奮闘する。

その時に出会ったのが、小学生のころに一緒にかるたをしていた真島 太一。

もう一度一緒にかるたをして全国大会を目指そうと伝えるが断られる。

しかし、千早がかるた大会で優勝したのをきっかけにかるた部に入部を決意。

なんとか5人集め創部が決定し、小学生の時の引っ越しで離ればなれになってしまった綿谷 新との約束を果たすため、全国大会を目指す。

『ちはやふる』の原作は漫画で、私は漫画も読んでいたのです。

漫画の実写化って結構不安要素も多かったりするのですが…少し漫画と設定が違うものの、そこが味になっていて、役柄もぴったり!

いろいろな興奮を抑えつつ、映画の見どころなどを伝えていければと思っています。

かるた部作るぞ!

広瀬すずさん演じる主人公「綾瀬千早」が瑞沢高校に入学したところから始まる。

千早はある思い出を胸に、かるた部創部のため奮闘する。

最初は体験入部生がたくさん集まります。

その理由は千早のお姉さん。

千早のお姉さんは美人モデルとして有名で、その妹だからという理由で集まっていました。

(余談ですがお姉さん役として雑誌の表紙にちらりと映ったのは広瀬すずさんの実の姉、広瀬アリスさんです。
ちょっとこの関係性には興奮してしまいました。)

ここで競技かるたとはどういうものなのか、簡単な説明があるのですが千早のかるたをとるスピード、床をはたく音がダイレクトに伝わってきて思わず「わっ」と声が…。

しかし、体験入部生は競技かるたの迫力に逃げ帰ってしまいます。

どんなに声をかけても全く入部希望者が現れず落胆していた時に出会ったのは野村周平さん演じる「真島太一」。

太一は小学生の頃に千早とかるたでチームを組んでいた為、もちろんかるた部に誘う。

しかし、太一はもうかるたはやらないと、入部を拒否。

それでも千早はかるた部をやりたい一心で、「次のかるた大会で優勝したら入部して」と太一に持ち掛けます。

そして大会当日。

静かに読まれるかるたの上の句。

下の句を詠み始めた瞬間に響き渡る「スパーン」という畳をたたく音と、かるたが飛ぶ音。

思わず息を止めてしまう瞬間でした。

そして、千早は無事に優勝し、太一も入部を決意します。

なぜそこまで千早はかるた部にこだわるのか…実は昔約束をしていたのです。

-----スポンサーリンク-----

小学生の頃の約束

千早は小学生の頃に太一、そして綿谷新と競技かるたのチームを組んでいました。

しかし、新が福井県に引っ越すことが決まっていたのです。

雪が降る中、3人でかるたの句をうたいながら、雪合戦をしていたとき新は泣き始めてしまいます。

そんな新に千早は力強く言いました。

「かるたを続けてたらまた会える。
絶対会えるよ!!」

そして3人はこれからもかるたを続けることを約束します。

映画で描かれているのは、高校からの話なので小学生の回想が所々はいってくるのですが、漫画を読んでいたわたしからすると…そうそう!それ!だから千早は頑張ってるの!とより応援をしたくなってしまうのです。

かるた部結成!!

新との約束を果たすために千早は太一も引き連れて部員探しを頑張ります。

まず入部したのは、小学生の時に対戦した矢本悠馬さん演じる「西田優征」こと、肉まんくん。

肉まんくんはとてもお調子者キャラなんですが、実はめちゃくちゃ強いんです。

最初はかるたをやめてテニス部に入部する予定でしたが、合わなかったらしくかるた部に入部をきめました。

そして、太一と肉まん君で声をかけたのは入試試験2位で合格した森永悠希さん演じる「駒野勉」通称、机くん。

机くんは、どこにも入部する気はなかったのですが、かるた部の強豪校は進学校が多い。
ということは、頭がいい人が多い。

そんな理由で入部を決めます。

最後は、かるた部のポスターに書かれているイラストの和服を見ていた上白石萌音さん演じる「大江奏」こと、かなちゃん。

かなちゃんは、呉服屋の娘で入部条件は…後半であきらかになるんですが、かなちゃんはかなりの古典マニアで百人一首の歴史を愛しているんです。

そんな話から千早はある句を詠みます。

「千早(ちはや)ぶる
神代(かみよ)もきかず
龍田川(たつたがは)
からくれなゐに
水くくるとは」

この句をかなちゃんは感情をこめて説明してくれるんですが、おもわずその説明から実際にその句を詠んだ時代にタイムスリップしているかのような気分になりました。

-----スポンサーリンク-----

強化合宿をやります

無事にかるた部を結成した千早はやる気満々!

早速、6月の全国大会に向けて猛特訓を開始します。

強化合宿の場所に選ばれたのは、分梅神社(ぶばいじんじゃ)。

そこにいたのは、千早と太一の師匠、國村隼さん演じる「原田秀雄」(みんなからは原田先生と呼ばれています。)

原田先生は分梅神社の神主さんです

そして、原田先生と千早で考えた強化メニューの内容は鬼。

競技かるたは集中力がかなり必要になり、一つの試合に大体1時間以上はかかることから、体力をつけないといけないそうです。

そんな強化合宿中に太一と肉まんくんは別メニューとして、大会に出ることになりました。

そこで太一が出会ったのは、小学生の時に引っ越してしまった新。

太一は新から「千早に教えてくれ」と紙に書かれた携帯の番号を預かります。

ここで見せる複雑な表情。

その表情だけでもしかして千早のこと…と考えさせるような、複雑な気持ちになりました。

大会の結果は肉まんくんは新にぼろ負け。

太一は運命戦に突入していた。

運命戦とは、お互いに最後の一枚になった場合、自分の陣地の札が詠まれた方が有利になる。

運が勝敗を分ける勝負です。

この運命戦になったとき、太一は一度も自分の陣地の札が詠まれた事がないんです。

今回も相手の陣地の札が読まれて負けてしまいました。

この大会の最中、千早達も府中白波会で対戦をしていました。

その相手は高校で一番強い高校、北央学園のエース清水尋也さん演じる「須藤暁人」

ドSで有名でこのときも千早と開始の挨拶をするときに頭をぶつけてしまい、千早はすぐに「すみません!」といったのですが、須藤から帰ってきた言葉は「ごめんなさいは?」だったのです。

見ていた私はキィー!っとなってしまいましたが、千早の顔はきょとんとしていて、その顔がとてもかわいかったので癒されてしまいました。

結果は…ボロ負け。

ここで千早、太一、肉まんくんの気持が折れてしまいます。

-----スポンサーリンク-----

机くんの本領発揮

ここからすごかったのは机くん。

なんと!かるた部のメンバーを分析するためのアプリを開発していたのです。

それをみながら、全員に厳しいアドバイス。

しかし、それが引き金となりみんなのやる気が最高潮に!

机くんのコロコロ変わる表情がかわいいんです。

今まではずっとクールに「僕は人数合わせですから」と言っていたのに、いつの間にかかるたにどっぷりハマっていました。

そして「群れるのが嫌い」と言っていたのに、みんなとわいわいしているのがすごく楽しそうでこちらまで笑顔になってしまうシーンです。

一人ひとりがそれぞれの苦手分野を指摘し教えあい、最高のチームワークを発揮していきます。

5人で山登りをするシーンもあるんですが、頂上からは富士山がきれいに見えていました。

そこでかなちゃんが詠んだ句は

「田子の浦に
うち出(い)でてみれば
白妙(しろたへ)の
富士の高嶺(たかね)に
雪は降りつつ」

そして、涙を流しなら富士山に合唱をするかなちゃん。

かなちゃんはしっかりと句の意味を理解して、それをわかりやすく説明してくれるので一気にかるたの世界に引き込まれるんです。

日本古来の風情を味わえる映画ですね。

大会前日の最終練習。

かなちゃんが詠み手で練習をしていたのですが、ふと、かなちゃんの詠みが止まりました。

どうしたのか尋ねると「静か…学校中で私たちしかいないみたい。」

いつの間にか、暗くなってしまっていました。

そこでかなちゃんはこの句を詠みました。

「もろともに
あはれと思へ
山桜(やまざくら)
花より外(ほか)に
知る人もなし」

この句はとあるお坊さんが一人で修行に耐えながら詠んだ句といわれています。

山に一本だけ咲いていた桜に向かって、独りぼっち同士仲良くしようと呼びかけたという、少し寂しい歌だと、かなちゃんは説明しました。

しかし、千早は違いました。

「あなたがいれば、わたしは頑張れる。だから、もっともっと深く分かりあいたい」

そう、みんなに伝えました。

百人一首は千年も前の句ですから、本当はどういう意味で詠まれたのか明確なことはわかりません。

詠み手がその時の感情で句を理解し、その当時を想う。

そんな楽しみ方もできるのです。

だからこそ、人それぞれ感じ方は違います。

改めて、翌日の大会に向けて気合いを入れる5人。

私も一緒に戦いに行くような気持ちで応援していました。

-----スポンサーリンク-----

運命戦に弱い理由

学校を後にすると、千早と太一は帰る方向がおなじなので、途中まで一緒に帰ります。

分かれ道で千早は太一に別れを告げますが、太一は千早を呼び止めます。

前の大会でもらった、新の電話番号。

実はまだ千早に渡せないでいたのです。

渡そうと、ポケットの中の紙を握りますが、結局決心がつかず「明日頑張ろうな!」それだけいって千早と別れてしまいます。

その後向かったのは原田先生のいる分梅神社。

原田先生と話始めた太一は千早への思いを原田先生にはなします。

新は千早を新と太一、二人のものだと考えている。

でも太一は違ったんです。

小学生の頃から千早を特別な存在と思っていて、中高一貫の中学校に行ったにもかかわらず、千早のそばにいたいからと瑞沢高校に入学。

かるた部も、千早もっとそばにいたいと思ったから入部を決めた。

「出し抜いて、だまして、盗んで、かくして…」

太一がいったこの言葉。

最後の二つは小学生の頃に太一がした新へのいじめのことなんです。

小学生のかるた大会で、新たに負けるとこを千早に見られたくない一心で、新の眼鏡をぬすんで隠してしまっていたんです。

そんなやつに神様は振り向いてくれない。だから運命戦は必ずまける。

そう思っていたんです。

そこで原田先生はある句を交えて話をします。

「このたびは
幣も取りあへず
手向(たむけ)山
紅葉(もみぢ)の錦
神のまにまに」

この句はお供え物をきなか用意できなかったので、せめてもの代わりに紅葉を供えますから、後のご判断は神様にお任せします。
という意味の句です。

神様だの運だの語っていいのは、やれることを全部やった人間だけ。

太一はそうなのか?それができてから言いなさい。
と言って、太一を諭しました。

これを言われたときは私もドキッとしました。

何もかも…ちゃんとそれ相応の努力がちゃんと必要なんだと改めて感じました。

-----スポンサーリンク-----

ついにやってきた、東京都大会当日

猛特訓を終えついに東京都大会当日。

ここで、かなちゃんの一番の入部理由があきらかに!

競技かるたはかなりの運動量になるので、ジャージでの参加が普通なのですが…

瑞沢高校が来ていたのは袴!

かなちゃんの家は呉服屋なので、そこの袴を着て大会に参加するというのが条件だったのです。

かなちゃんナイス。私はそう思いました。

なぜなら…

千早を演じる広瀬すずさんの袴姿が美しすぎる!!

白と赤の袴で、お花の柄が入ったかわいらしくも力強さを感じられる…。

まさに千早の為の袴といえる衣装でした。

ついに大会が始まると、瑞沢高校はどんどん勝ち進んでいき決勝まで上りつめました。

団体戦は5人で横並びで一気に対戦します。

先に3人勝ち抜いたらそのチームの勝ち。

経験者の千早、太一、肉まんくんが抜けていき

そのあと時々かなちゃんも勝利していくという状況でした。

そうなんです。

机くんは一度も勝利していないんです。

ですが…これは団体戦なので、全員で勝つことを目標に作戦を立てていきます。

その作戦は、強い相手を机くんにあたるように組んで

千早や太一に弱い相手をあてて確実に勝てるようにするというもの。

初めての大会にでて、まったく勝利することもできず、自分をいけにえのように使われる机君。

いい気がするわけがありません。

机くんは、決勝戦が始まる前に荷物をまとめだし帰ろうとします。

全員必死に止め、なんとか決勝の場まで連れては来ました。

決勝戦の相手は千早と合宿であたり、圧勝した強豪校の北央学園。

試合がはじまり、静寂が会場を包みます。

詠み手が上の句を詠み、ひと呼吸をおく。

その息遣いに見ているこちらも息をのんで下の句をまちました。

たった一言。詠まれたその瞬間動いたのは北央学園。

一枚目はすべて北央学園に取られてしまいました。

札をとるときに一糸乱れぬ腕裁き。鳥肌が止まりませんでした。

その後も北央学園にリードを奪われていく瑞沢高校。

机くんは…札を取りに行こうとすらしていませんでした。

ただ座っているだけ。

そんなときに詠まれた句

「もろともに
あはれと思へ
山桜(やまざくら)
花より外(ほか)に
知る人もなし」

前日に、千早が寂しい詩じゃないといった句でした。

千早がこの札をとると、机くんのところまで飛んでいきました。

また、机くん以外がこの札をとっていたので自分の場に戻る前に机くんの肩をたたいていきます。

「一人じゃない。
一緒だから頑張れる。」

ただ、肩をたたいているだけなのにそう聞こえてくるようでした。

机くんは思わずなみだを流してしまいますが、それを見て太一は千早にこういいます。

「もう大丈夫だ。
俺たちを信じて自由になれ。」

千早は大きく深呼吸をすると耳に髪をかけ、集中します。

聞こえるのは外で降り続く雨音、自分の心臓の音。

そして、閉じていた目を開き前を見据えます。

かなちゃん、机くんは負けてしまいますが、そこから肉まんくんが一勝。
後二勝。

千早はどんどん相手に追いつき、最後は苦手だった相手の囲み手(自分の陣地の札を相手がとりにくいように囲む技)から最後の札をとり勝利。

2勝2敗

最後に残ったのは太一。

しかも両方の陣地には後一枚。

そう、運命戦になってしまったのです。

太一の陣地には

「このたびは
幣も取りあへず
手向(たむけ)山
紅葉(もみぢ)の錦
神のまにまに」

相手の陣地には

「千早(ちはや)ぶる
神代(かみよ)もきかず
龍田川(たつたがは)
からくれなゐに
水くくるとは」

太一は自分の陣地の札を見ます。

大きく息を吸い込み、今まで素振りをしてこなかった太一が素振りを始めました。

原田先生の言葉を思い出し、何もせず自分の陣地の札を詠まれるのを待つのではなく、相手の陣地まで取りに行くと決意をしたのです。

全員がその気持ちに気づき息をのみますが、千早は見ていることができず手を握り祈りながらぎゅっと目をつぶってしまいます。

そこでかなちゃんは「見ていてあげてください…部長の運命を」と千早に声をかけ、千早はゆっくりと目を開きました。

手に汗握る場面に詠み手の声が聞こえてきます。

太一が動きます。

それを見て、相手も焦りながら囲い手をします。

パン。

畳をたたく音が会場に響きました。

手元は観客で見えません。

次に映ったのは原田先生。

その口から出た言葉は

「から札!?」

太一が映ると、太一の手は浮いています。

相手がお手付き。

ここで勝負がつき、瑞沢高校の勝利が決定しました。

札をとって終わるわけではなく、お手付きで終わるこの試合。

太一の成長がまだまだありそうな、そんな含みを持たせた試合でした。

-----スポンサーリンク-----

三人の運命…

試合が終わった後、太一は千早に新の携帯番号を教えます。

千早は新に優勝したことを報告すると、太一に電話を替わります。

そして、太一は新の眼鏡を隠したことを誤ります。

なぜ隠したのか、理由を伝えると「それならわかる気がする」と新がいいます。

そこで、新に千早が好きと伝えます。

かるたで、お前を倒す。

すると、新から帰ってきた言葉は

「俺は、もうかるたはやらん」

ここで上の句はお終い。

下の句へと続きます。

漫画を読んだことがある私はどうして新がそんなことを言ったのかわかります。

わかるのですが…え!?ここで終わる!?続き見なきゃ!!!
となってしまいました。

それほど、最後の試合の緊張感が抜けず時間がたつのがすごく早く感じてしまいました。

そして最後に…ここだけは見てほしいところがもう一つ。

かるたをとるときの、みんなの指!

指の先まで伸びていてとてもきれいなんです。

汗が飛び散る様子がまるで宝石のようにキラキラ輝いていて、なおさら指のきれいさが強調されます。

次作では、新の気持や新しいライバルなど、まだまだ波乱万丈のちはやふる。

-下の句-を見た後は、最新作の-結び-

映画館で畳の音をたたく音をもう一度聞きに行きます。

-----スポンサーリンク-----

1件のコメント “ちはやふる-上の句-【ネタバレ】”

  1. […] >>「ちはやふる-上の句-」の評価・感想まとめ >>「ちはやふる-上の句-」のネタバレ […]

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ